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室生寺五重塔千二百年の生命

型番 2136
販売価格 1,000円(内税)
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■著者:松田敏行■出版社:祥伝社/発行2001年4月/初版第1刷/サイズH19xW13/248頁/状態 A/カバー・帯     
   


1200年前に建てられた優しく美しい姿を見せていた室生寺五重塔が、平成10年の台風で無残に壊されてしまいましたが、宮大工である著者や多くの人たちの力で修復されました。この地日本人の心の故郷といわれてきた奈良には、数々の美しい豪壮な社寺建築が遺されています。昔からの日本人の知恵と木の文化が古建築には込められており、世界のどの国の人々よりも木の美しさ、優しさ強さを知っていたからこそ日本の木造建築の技術が生まれたのです。世界に誇るこの技術を知って欲しいのです。  

〔目次一部紹介〕
1章 室生寺五重塔 −千二百年の生命と美の秘密 
*弘法大師が一夜で建てた五重塔 
*ヒノキの丸太だから支えられた、五重塔「六トン」の重み 
*「筋違」が使われた日本最古の建物 
*小さな塔の可憐さを演出する「相輪」の工夫 など  
 
2章 古都・奈良に息づく「悠久の知恵」 
*「唐招提寺」に残る平城京の痕跡 
*鑑真が苦労して手に入れた「一流のヒノキ」 
*唐招提寺宝蔵―「校倉造」に見る木造建築の原点 など  
 
3章 歴史を映し出す「木造建築」の魅力
*辻褄の合わない部分を、いかに見つけるか 
*「廃仏毀釈」が残した傷跡 
*「棟木」が呼んだ謎 
*奈良時代に遡る「双堂」をめぐる謎また謎 など  
 
4章 千年後の日本に文化財を伝えるために 
*台風との不思議な「縁」 
*建物に込められた人々の「思い」、「願い」を守り抜く 
*なぜ、「翌檜」というのか 
*「仏作って魂入れず」になりかねない現代 など