■著者:久世光彦
■出版社:講談社
■ISBN:4-06-208216-0
/発行1996年9月 /絶版 /サイズH19.2xW14.0 /254頁 /状態 A /カバー、帯
(言葉は)生きているなら、病気にもなるし、何かの加減で急に持ち直したりもする。病気が重くなって親族を呼び集めなければならないこともあるし、薬石効なく死ぬこともある。――たった1つの言葉が息を吹き返しただけで、世の中が明るくなったり元気になることもあるかもしれないのだ。彼らを生き返らせるものは、何なのだろう。――それは《言葉》への愛ではないかと私は思う。言葉には匂いがある。温度がある。その組合せで、また新しくゆかしい匂いが生まれる。――(あとがきより)
「辛抱」「じれったい」「きまりが悪い」「冥利に尽きる」「面変わり」などの言葉は、まろやかなニュアンスや、暖かい気配をどこかに感じさせる「いい日本語」だが、いま死にかけている。「按配」「目論見」「息災」「宗旨替え」など「懐かしい日本語」ではなく、「いい日本語」たちが死にかけている。
だから、「ウナ電」を打たなくては…。「ニホンゴキトク」と。"
■出版社:講談社
■ISBN:4-06-208216-0
/発行1996年9月 /絶版 /サイズH19.2xW14.0 /254頁 /状態 A /カバー、帯
(言葉は)生きているなら、病気にもなるし、何かの加減で急に持ち直したりもする。病気が重くなって親族を呼び集めなければならないこともあるし、薬石効なく死ぬこともある。――たった1つの言葉が息を吹き返しただけで、世の中が明るくなったり元気になることもあるかもしれないのだ。彼らを生き返らせるものは、何なのだろう。――それは《言葉》への愛ではないかと私は思う。言葉には匂いがある。温度がある。その組合せで、また新しくゆかしい匂いが生まれる。――(あとがきより)
「辛抱」「じれったい」「きまりが悪い」「冥利に尽きる」「面変わり」などの言葉は、まろやかなニュアンスや、暖かい気配をどこかに感じさせる「いい日本語」だが、いま死にかけている。「按配」「目論見」「息災」「宗旨替え」など「懐かしい日本語」ではなく、「いい日本語」たちが死にかけている。
だから、「ウナ電」を打たなくては…。「ニホンゴキトク」と。"
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