■著者:吉田 茂
■出版社:中央公論社
■ISBN:4-12-203554-6
/中公文庫 /1999年12月 /初版 /サイズ文庫判 /299頁 /状態A /カバー
『日本を決定した百年』は、簡にして要を得た記述にて明治建国から戦後復興までの日本の近代化を跡づけた異色の歴史書。戦局が敗色濃厚となり、一刻もはやく和平に持ち込むほか、国を救う道がなくなったとき、和平工作に動いた一人であった吉田茂が高坂正暁氏に代筆を依頼して書かれたものと、解説者粕谷一希は確信するといい、吉田自身のものは「はしがき」位で、『思出す侭』のほうは新聞記者に語ったものをまとめてあるため、彼の肉声が聞こえるという。
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